むらさき色な日々

自由気ままに書き綴る日々。

考えすぎなんだけど、ちょっと残酷に思えてしまう。

 コンビニに行く人なら知っていると思うのですが、「この商品を買うとこの限定オリジナルグッズがもらえます」というキャンペーンが、コンビニでは良く行われていると思うのですが……、これってちょっと、残酷というか、そんな風に思ってしまうんですよね。考えすぎなんでしょうけど。


 限定グッズ目当てで来店されるお客様、少なくありません。「いつ並びますか?」、と電話での問い合わせもあります。
 今はネット社会ですから、Twitterやインスタなどで情報をいち早くゲットして、オリジナルグッズが店頭に並ぶや否や、すぐさま交換して行かれるお客様も珍しくありません。

 少し前の話ですが、実写映画化されたかぐや様は告らせたいとコラボした限定グッズは1日で無くなり、即日終了。
 その後、何人ものお客様からお問い合わせがあるたび、申し訳なく思いながら「終了しました」、とお伝えしました。


 そういった人気がある限定オリジナルグッズには、「人気があるんだなぁ」ぐらいにしか思わないのですが、すべての限定オリジナルグッズが数日で無くなり終了するわけではなく──、中にはいつまでも残っているものもあるわけです。


 ただ私が「残酷だなぁ……」、と思ってしまうのは、単純に限定グッズが残っていることに対してではなく、何種類か違うデザインやキャラクターが用意されたグッズの中で、ぽつん、と残ってしまっているグッズを見てしまったときなんです。

 人気アニメや、アイドルの方とコラボしたファイルだとかが交換されお持ち帰りされていく中、「あれ? この子だけ全然減ってないぞ」、ということが度々起こるわけです。
 他のキャラクターは残り1個だったり、もう無かったりする中、確実に個数が減っていないキャラクター……。

 あれを見ると、残酷だなぁ、と思うんですよ。

 だって、目に見えてしまうんですよね。人気があるかどうか、求められているのかどうか、ということが。

 基本的に限定オリジナルアイテムは無くなり次第終了。
 でも一応、店頭に置いておく期日というものは設定されているんです。〇月〇日まで、とか。

 その期日が刻々と近づく中、それでも数が減らない取り残されたグッズがあると、どうしても気になってしまって、「この子、どうにかできないかなぁ……」、と考えるわけです。


 そして考えた末、どのお客様でも必ず目にするであろう場所──、レジ横にそのグッズを移動させるのです。交換対象の商品も一緒に並べて、ちょっとでも興味がありそうな反応をしめしたお客様に、「こちら、残りわずかなんですよ」、なんて声掛けをしたりして。

 そんな悪あがきをしつつ、どうにか残ってしまったグッズを、お客様にお持ち帰りしていただきたい。


 そういった経緯もありまして、私が限定オリジナルグッズを準備する係になったときは、なるべくお客様の目につくような場所に置くことを意識しています。交換対象の商品も一緒に並べると、尚良し。



 ただ1つだけ文句というか、不満というか、どうしても言いたいのが、「何故、交換対象の商品の多くが栄養ドリンクなんですか?!」、ということ。


 お菓子とかアイスでいいじゃん!
 大人は飲むでしょうけど、子どもさんは栄養ドリンクなんて飲みませんよ!


 と思いつつ、今日もお客様に限定オリジナルグッズの案内をしております。1個でも多く、お持ち帰りしてもらいたいので。



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