むらさき色な日々

自由気ままに書き綴る日々。

振り返ってみれば、いろんなことが。

はてなブログ10周年特別お題「10年で変わったこと・変わらなかったこと

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 10年は長いのか短いのか──振り返ってみれば、あっという間だったな、としか言いようがなく、その期間で変わったことを改めて考えてみれば、本当にいろんなことがあったんだな、と思い出します。

 私は今年でちょうど、30歳を迎えました。
 区切りが良いので、20歳から30歳までの10年間の振り返りを書き綴っていこうかと思います。

 大好きな祖父が亡くなりました。
 両親が別居することになり、およそ4年間、私も母と一緒に実家を離れました。
 そして、兄の授かり婚をきっかけに、別居していた母が実家へ戻ることになり、私も再び、実家暮らしに戻りました。
 けれども母と兄嫁の折り合いが悪く、兄夫婦はそろって、兄嫁の実家がある北九州へ引っ越すことに。

 大きな変化は、このあたりでしょうか。
 特に別居の後、また実家へ戻ったことが、私と母には一番大きな変化です。

 少し寂しい話になりますが、私は小学生の頃からパニック障害をわずらい、ここ数年で不眠症と軽いうつにも悩まされるようになりました。
 母も長年うつ病に苦しんでおり、今も私と一緒に通院しながら、日々を過ごしています。

 およそ4年間の別居生活で、私たちの病状は完治とまではいかずとも、改善されつつありました。薬の量もお互いに減っていましたし、私もパニック発作が出ることはほとんどありませんでした。
 ですが実家へ戻ったことにより、改善されつつあった私たちの病状はまた振り出しに戻りました。



 さて、私個人の変化について、もうちょっと詳しく書き綴っておきたいと思います。

 母と一緒に別居していた期間中、コンビニの仕事を3ヶ月間だけ、休みました。職を変えたのです。
 この時期の私は、辞めたい気持ちでいっぱいだったので、もうちょっと考えてから決めたらどう? という周囲の助言を無視して、店長に辞めます! と伝え、辞めました。
 その後、仕事はすぐに見つかりました。書店です。
 駅近くのショッピングモールの中に入っている書店だったので、お客さんはすごく多かったです。

 結局、この書店は3ヶ月で辞めて、以前働いていたコンビニに戻り、今も働き続けているのですが。

 実はこの書店を辞めようと思ったきっかけがありまして……。
 とても良くしてくれるお姉さんが2人、いらっしゃったんです。。
 そのうちの1人の方が、こそっと教えてくださったんです。
 この書店の店長さんよりも上の役職の方が女性だったのですが、とても癖の強い方で、店員と揉めたり、「もう来なくていい!」と一方的に解雇された方が過去に何人かいらっしゃったそうで、教えてくださった方も、理不尽なことを言われたことがあったそうです。
 それ以来、その方はいつでも辞めれますから、という覚悟のあらわれなのか、いつも辞表をバッグに忍ばせて出勤されていたそうです。

 そんなこと聞いたら、ちょっと怖くなるじゃないですか。
 私もこの職場、自分には合ってないかもなぁ、と思っていたところだったので、辞めることを決意し、次の職を探そうと動き始めました。
 元同僚のすすめで、スーパーの面接を受けに行きましたが、なんとなく、本当になんとなくなんですけど、この面接を担当してくれた方の雰囲気とか、言葉ではうまく説明できないのですが、合わない気がする、と第六感的なものが働いたわけです。

 その面接の帰りに、以前働いていたコンビニに寄ったら、店長から「いつ戻って来る?」と言われたので、「あ、やっぱり自分はここだな」、となぜかしら思ったんです。

 すぐにスーパーに別の仕事が決まったことを伝えて、私はすぐに、またコンビニで働き始めました。
 どうやら私は退職扱いされずにいたようで、名札や従業員番号など、全部そのまま残っていました。

 それからはずっと、今のコンビニで働いています。任せてもらえる仕事も増えて、責任は増えましたけど、その分、やりがいは感じています。
 唯一残念なのは、私を呼び戻してくれた店長が、2号店に行ってしまったことです。
 ものすごく頼りになる店長で、いろいろ教えてもらいたいことがまだまだたくさんあったのに……。



 あと、何か役に立つ資格を取得したいと、調剤薬局事務の資格を取得しました。
 最初は簿記の勉強をしていたのですが、コロナの影響もあってか、試験日が延期されたりといろいろありまして、とりあえず簿記の勉強は後回しにすることにしました。
 じゃあ、次は何の資格の勉強をしようか? とネットなどで調べていた際、登録販売者に興味をひかれ、ちょっと調べてみましたが、こちらも断念。
 登録販売者の資格を取得しても、実務経験の条件が満たされていなければ、一人で店頭に立つことができない、と知ったからです。
 当然と言えば当然ですよね。薬を販売するための資格なんですから。
 ただ試験に合格しただけの、なんの経験もない人から薬の説明を受けても、ちょっと不安がよぎってしまう。

 一応、参考書的なものは購入しましたが、その頃、私が働くコンビニでは2号店を出すとかで、いろいろと引継ぎだとか2号店の研修の人だとかで慌ただしくしていた時期。
 そんな時期だったので、勉強に集中できるかどうか分からない状態。

 その上、近所では登録販売者を募集しているドラッグストアなどを見たことがない。
 ということは、資格を取得しても、その後、すんなりと働く場所が見つからない、という未来が見えたので、実務経験など特別な条件が特に必要とされない調剤薬局事務の資格を取得することに決めました。

 こちらは通信講座で資格を取得しました。自宅受験OKだったことも、選んだ理由のひとつですね。


 あと、これが一番大きな変化と言えるのかもしれませんが、趣味程度で書いていた小説を、書籍化していただきました!
 実は2冊目になります。


 それから、毎日欠かさずプレイするほど大好きなリズムゲームに出会えましたし、配信を待ち遠しく思えるYouTubeのゲーム実況者さんも知ることができました!

 もうひとつ、とてつもなく些細なことではありますが、初めてクレジットカードを持ちました。スマホの料金の引き落としや、ネットショッピングなどは、すべてこのクレジットカードで決済しています。ポイントが付くので。
 でも、カードを使うにあたり、“決まり”をもうけました。

 基本的に、一括払いにすること!
 分割払いはなるべくせずに、リボ払いは絶対にダメ。お金の取引が目に見えないことが、お金の使いすぎを招きそうなので、このような決まりを自分にかしているのです。


 このあたりが、ここ10年の変化になるのでしょうか?
 良いこともあれば、悪いこともあった──そんな月並みなことしか言えませんが。


 変わらなかったことは……今も小説を書き続けていること、ゲームが好きなこと、病気──ぐらい?


 私たちは日々、様々な変化の中で生きているのだと思います。
 そこには良い変化もあれば、悪い変化もある。
 でも、変化は決して悪いことではないと思っています。

 私が小説を書き続けていることも、ゲームが好きなことも、変わらないことだと思います。
 でも、どんな小説を書くのか、どんなゲームと出会うのか、そして長い付き合いになる病気が完治する日はきっと来る──それらは変わらない私の中に訪れる、変化のひとつなわけです。



 昨日から学び、今日を生き、明日へ期待しよう。
            アルベルト・アインシュタイン